2年分の足跡~その2

大人ピアノを始めて3年目に入りました。

私のこれまでの経過についてまとめてみるコーナー・その2です。


ピアノ歴第二幕

<2年目> 展開期~広がる世界と雨期~

  • 2015年 1月 ーーー発展期のはじまりーーー
    • ソナチネOp36-3 全楽章(クレメンティ)

ここでひとつの転機を迎えます。

「大人趣味のピアノサークル」に入会。先生と自分の2人の世界から、一歩外へ踏み出したのです。大人になって初めて人前で演奏した曲は、子供時代に好きだった「ソナチネOp36-3全楽章」。

ここで味をしめて?人前に出るようになりました。練習の目標が「先生に合格をもらうこと」から「次のサークルで弾く曲をなんとかそれなりに完成させること」に変化。

  • 2015年 2月 ーーー雨期突入  バイエル程度入りーーー
    • ゴンドラの船頭歌(ブルグ18)、蛙の散歩、ひとりぼっちのワルツ(平吉毅州)

そしてさらにここでもう一つの転機が訪れます。レッスンも2年目に入り、そろそろ悲愴への道筋に近づこうと先生に練習曲の相談をしてみました。心の中では、ソナチネからソナタへの道筋を描いていましたが、先生から指定された教材は「バイエル程度の小曲集」。

まさかの展開。

無理強いはされませんでしたが、「嫌なら無理にとは言わないけれど」と言われると、なんだかやらないわけにはいかない気がして・・・これも修行と思い、素直に頑張ることにしました。…しかし、ここでやる気が急降下!自宅での練習時間が大幅に減りました。それまではひたすら熱くなって練習をしていたので、今となっては冷却期間として良かったと考えることもできます。ですが当時はものすごく落ち込み、やさぐれました。悲愴どころかバイエルですってよ、と。以後、半年ほどレッスンでこの曲集を続けました。ペースとしては、約2週間おきのレッスンにおいて一度に3~4曲終わらせるという感じ。読譜力や力まず弾くこと、ひとつの曲をまとめること、などがこの曲集で鍛えられたのかもしれません。

サークルでさすがにバイエル程度の小曲を弾く気にはならなかったので、これとは別にサークルで演奏するための曲も弾きました。

以後、このバイエル程度と並行して練習した曲のみを書きます。

  • 2015年 3月 樅の木(シベリウス)、五月の風、潮風のサンバ(平吉毅州)
  • 2015年 4月 ロンドK.485(モーツァルト)、海の伝説、踏まれた猫の逆襲(平吉毅州)
  • 2015年 5月 ロンドK.485(モーツァルト)、チューリップのラインダンス(平吉毅州)、サラバンド(ギロック)

****** 新たなピアノ教室検索とポピュラー先生との出会い ********

そろそろバイエル程度のレッスンに我慢の限界を感じてきた頃。新しいピアノ教室を探し始めました。それまでのピアノ教室では、ロンドK.485で思うようなレッスンを受けられず困っていたところにジャズ・ポピュラーピアノ教室を見つけました。本格的なクラシックは対象ではないところですが、弾きたい曲でレッスンをしてもらえるので、従来の教室を続けたまま新たに通い始めました。

  • 2015年 6月 ロンドK.485(モーツァルト)、森の伝説(ギロック)
  • 2015年 7月 Ride On Time(山下達郎)、手品師(ギロック)

Ride On Time はポピュラー先生が採譜してくださったもの。好きな曲を弾けると、またやる気が復活してきました。

  • 2015年 8月 ソナチネ(ギロック)
  • 2015年 9月 情熱大陸(連弾)、コード演奏

****** これまでのピアノ教室を退会 ********

自分の目指す方向に進むために決断。

  • 2015年10月 プレリュード4番(ショパン)、サンタクロース(シューマン)

***** ネットでのピアノレッスン開始 *****

インターネット(iPad活用)でのレッスンに切り替えました。ネット上には複数のピアノ講師が登録されていて、自分が好きな時に好きな先生を選んでレッスンをしていただけます。手取り足とり指導されたい方には不向きですが、ネットでも弾き方や曲想のつけ方など細かい指導は受けられます。今の私には向いている形態だと考えています。

  • 2015年11月 ロンドK.485(モーツァルト) ワルツOp24-5(シベリウス)
  • 2015年12月 ロンドK.485(モーツァルト) ワルツOp24-5(シベリウス)

◆2年目の感想

サークル、弾き合い会と人と繋がることで世界が広がりました。連弾にもチャレンジし、仮装で笑いと憩いを提供しました(笑)。人前で演奏する機会があることで、自分の練習にも励みが出ましたし、他の方の演奏を聴くことで、自分もいつか弾きたい曲が増えました。

感想は純粋に「楽しかった」、この一言に尽きます。

曲の練習の仕方については、「一つの曲を仕上げるということ」に理解が深まったといえます。1年目は簡単な曲(1~2ページ程度)を多数弾き散らかしていましたが、人前で弾くという目標ができてからというもの、1曲を以前より丁寧に練習するようになりました。練習する期間も伸びましたし、練習で気にする「ポイント」も広がりました。

人前でその成果がすべて出し切れるわけではありませんでしたが^^;、曲としっかり向き合うことは奥の深いことだと思います。

1つの曲を本気でまとめようとすると、馴染むまでにある程度の「時間」が必要だと思います。今現在、自分のモノになってきたと思える曲は1曲だけ、ロンドK.485(モーツァルト)です。この曲は中断も何回かありましたが、真面目に取り組んだ期間は6か月ほどはあると思います。自分の技量の問題で、完璧には弾けていませんが、「自分に馴染んだ」という感触はしっかりあります。今の自分ができる範囲で、そこそこ曲が仕上がったという感じでしょうか。


◆2年目 人前で演奏した履歴 全11回

1月 サークル

2月 サークル

3月 サークル

5月 サークル

6月 サークル(小発表会)

7月 サークル、弾き合い会

8月 弾き合い会

10月 参加者交流演奏会、サークル(発表会)

12月 弾き合い会



楽しく続ける大人のピアノ

楽しみながら憧れの曲に近づいていくために