PERFORMANCE valse Op.24-5「シ・ミ」
今弾いているワルツにて、ちょっと辟易している「パフォーマンス」について。
この曲は最後の最後、スタッカートの和音で締めくくるのですが、その最後の2つの和音を弾くときに
派手に腕を上げる
ことになっています。
これは複数の先生からの指示でして、
(でも、みんなではないんだけど。2、3人かな)
二の腕からしっかり上げる!
とか
大根を畑から引っこ抜くように、もっと派手にもっと上まで!(大根抜いたことないけどさ)
とか言われています。
一種のパフォーマンスです。
確かに、そうすると音も派手に聴こえますし、何より「ジャン ジャン!!」と見た目にも終わった感じがわかりやすい。終わり良ければすべて良しという言葉もあるように、たとえそれまでの演奏が微妙だったとしても、最後が派手に決まれば演奏全体がうまくいっていたような錯覚に陥ります→あれ、この人、うまかったんじゃない?とキツネにつままれたような感覚に観客を誘います♪♪(´ε` )
実際、自分も最初の頃はこのパフォーマンスが気に入っていて、ミスタッチなくジャンジャン!と最後が決まるととても気持ち良かったのですが…
この曲を始めて早5ヶ月、今、このパフォーマンスに食傷気味。ちょっと恥ずかしい。
曲を弾き込めば弾き込むほど、この最後は
ジャンジャン!
ではなく
チャンチャン!
な気がしてきます。
派手に大げさにではなく、力を抜いて軽妙に。
最近は、
チャンチャン!
どころか
プップッ♪
にも思えてきて…
こんな感じじゃね?
前のフォルテの二分音符のところがジャーン!で、
最後に道化が入ってるように今は思えてなりません。
上から勢いよく階段を駆け下りてきて、二分音符のところでゴールしたんだけど、少しよろけてオットット… みたいな感じ?そうなると、腕は振り上げるのではなく、普通の高さでコミカルな雰囲気の方がそれらしいのではないか。
シベっちに聞いてみないとわかりませんが、派手なパフォーマンス、するべきかやめても良いものか、悩み中です。
ちなみに前半の最後も同じくシ・ミ♪
こちらは前半の〆なだけあって、最後よりもより軽い。和音じゃなくて単音だし。
ちなみにここの弾き方は、
「それまでメロディを歌ってきた主役とは別の脇役が横からヒョイと顔を出す感じ。」
とレッスンで習ったので、
それを私の解釈にするとこんな感じ☆
ここがこうなら、最後もプップッ♪ でいいのかしら?!
まだ6月まで続けねばならないので、あれこれ試行錯誤しながら作り上げていきます。
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