練習曲と演奏曲
去年はサークルなどに参加して人前で弾く機会をたくさんいただきました。
一曲3分以内の簡易な曲がほとんどだった(私の腕前初中級レベルなので)ので、毎回新曲を弾いてきました。むしろ次のサークルで何を弾くか?を起点にしてメイン練習曲を決めてきた傾向があります。
ドンドン弾いて、ドンドン次の曲に進む。
去年はそんな流れで1年があっと言う間に過ぎていきました。
そして大人ピアノ歴3年目となったこの頃、少し心境に変化があります。
曲って、弾けるようになるまでの道のりが長いと思ってきました。でも最近は、弾けるようになってからの方が長いのだと思うようになりました。
弾けるようになる、というのは確かに一つのゴールです。山登りでいうと頂上でしょう。でも、頂上にたどり着いた後、それからどうする?それから何する?というのが実は本質なのかもしれません。
曲を完成させるとは、そこそこ表現をつけて弾けるようになることだと思ってきたのですが、実は完成なんてほとんどないのかもしれない‥
果てしなく遠い…
というより、完成などそう簡単にするものでは「ない」のでは。運が良ければ何かの機会に会心の演奏ができて完成の域に達することが出来るかもしれない。でも、たいていはそこまで到達しないまま…
先生を変えたからか、自分が成長したからか。
弾けば弾くほど、やること・やりたいことが出てきます。
弾けるようになったら一区切り、というのは練習曲。
弾けるようになってから始まるのが演奏曲(またはレパートリー?)
去年は人前で練習曲をあれこれ弾き散らかしていた自分の姿を、客観的に見つめている今の自分。
今年は出来るだけ人前では演奏曲を弾けるようにしたいです。
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