脱力研究〜音階を腕で弾く

毎日楽しく脱力研究。
親指・橈骨党から、小指・尺骨党への政権交替に向けて日夜活動しています(^^)

これまでにうまく弾けなかった「速い音階」も、弾き方を変えると良くなるのではないか?
モーツァルトのロンドK485で、思い当たる箇所が複数あります。

例えばここ。
アレグロの16分音符。速いです。
これまでは、よくある
  • リズム練習
  • ゆっくりから少しずつテンポアップ
という方法で練習してきました。でも、今現在は楽々と弾けるところに至っていません。それこそ、ほぼ指の動きだけでなんとか弾いていたので、疲れるしミスも多くて安定していない(特に黒鍵を外すことが多い)状態。とても「仕上がった」とは言い難いところです。

しかし、腕で弾く作戦に切り替えると、案外楽に弾けるかもしれないと気づきました。
まとまりごとに「おばけの手」を先に置いて、腕を使って音を出すのです。
  • 指づかいは画像の通り
  • 親指を鍵盤に置くと同時に、人差し指、中指、薬指、小指(薬指、小指はそのまとまりで使うときのみ)→この時、手の形はおばけの手(脱力)
  • 指で鍵盤を押そうとせずに、腕でじんわり重心を移動(手前から奥、左から右)させながら弾く
  • ひとまとまり弾いたら、おばけの手を次のまとまりに移動させて同じことを繰り返す
音階は本来、滑らかに切れ目なく弾くものですが、今は脱力訓練中なので、あえて切ります。
上図でいうと、指1のタイミングで手の平(手の甲?)ごと移動させるので少しブツ切れます。が、それは脱力が習得できてから修正する事にして、まずは弾く時に使う部分をこれまでとは変えることに注力します。

同じように、同じ曲の別の箇所も練習できます。私にとって、とても弾きにくい難所。
ここは真ん中のまとまりがポイント。
1234  で奥に押し込み、
5 は手の形上、やや手前に引き、
43 はまた奥に押し込む。
腕は押したり引いたりしますが、指の位置は基本的に動かさない。

こうすると、かなり楽です。
今までリズム練習もたくさんしてきましたが、指でバタバタ弾くフォームでいくらリズム練習しても限界があったのだと思います。

さて、これでこの曲の音階が綺麗に弾けるようになったら最高です。結果が出るか、しばし練習に励みたいと思います。

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楽しみながら憧れの曲に近づいていくために