脱力研究〜親指からの政権交代
シベリウスのワルツ、サークルでの演奏が終わりひとつの区切りは迎えましたが、自分としてはまだまだなんとかしたい気持ちが満載です。そこで、ネットレッスンで新しい先生に見ていただきました。
サークルでの演奏動画と、オンラインレッスン時の私の演奏を見てご指摘いただいこと。
それは
脱力
でした。
要点は
- 親指に力が入っている
- 今は親指が腕や他の指の動きをブロックしてしまっている
- だが、手先が器用なので指だけでなんとか弾いている
- 親指(橈骨)の脱力を身につけると、もっといろいろな曲が楽に弾けるようになるはず
- 小指(尺骨)を軸に動かす訓練をしてみよう
- 脱力はできるようになるのに少し時間が掛かるかもしれないが、あせらずにチャレンジしてみること
- カギは上腕三頭筋(二の腕タプタプのところ)
- できるようになると、音も変わるよ♪
ハハ~ッ!さすがでございます。
もう、真実のド真ん中を射られたと思います。ピアノ再開当初(電子ピアノ購入前の体験レッスンの時)から、「親指に力が入ってピン!と立っている」のは指摘されていたのです。でも、薬指や小指で弾く時、バランスをとるように親指が動いてしまうので「仕方ないかな~」と思っていたのです。おまけに、最初に通っていた大人のフリータイムピアノレッスンでは指摘されたことがなかったので(簡単な曲しかしてなかったから目立たなかったのかな?)放置したまま今(3年目)に至ったというわけで。
いやぁ、画面越しでもプロの方にはわかるんですね。
薬指、小指を動かすとき特に親指に力が入り、筋が浮き立つ感じなのです。
この弾き方でモーツァルトのロンドを練習していた時、16分音符の早いパッセージを繰り返し練習していたら親指(まさに上の画像の筋)が痛くなったことがあります。その時はさすがに「ちょっとまずいかも」と思い、自己治療として親指を使わないときは内側に丸め込むように工夫しました。
しかし、この「親指力み問題」、そろそろ根本的な治療をした方が良い時期にさしかかってきたようです。万年初中級(過去に通ったテニススクールではそうだった)でこれからのピアノ人生を終えるのもさみしいので、自分に課した「(正真正銘の)中級への昇級試験」だと思って取り組もうと思います。
目指せ!脱・小手先だけの演奏(;^ω^)
<取り組み方>
*今、もっともホット(自分調べ)な2曲(シベリウスのワルツ、モーツァルトのロンド)を「脱力して」「尺骨重心で」弾けるように練習する
*それに向けて、部分練習や工夫を自分で考える
<其の一>親指から政権交代
まず、現在与党の「親指・橈骨党」に退いてもらい、そして現在野党の「小指・尺骨党」に政権を握っていただかなくてはなりません。完全なる政権交代が望まれます。
そこで考えたのが次の2つのメニューです。
(1)親指収納作戦
(2)小指・尺骨スケーター作戦
まずは「親指収納作戦」。下図のとおり。
親指を丸め、手のひらの内側につけた状態で弾く。ドレミファミレドレミファミレ~とか適当に。
この時、
- 「尺骨」の存在を感じながら
- 親指は手のひらのドームの天井を意識しながら
弾いてみると感覚をとらえる訓練になるような気がします。
そして「小指・尺骨スケーター作戦」。
これは、先生に教わった方法なのですが以下のように実施します。
- 両手を「うらめしや~の手」(つまり脱力した状態)にして、鍵盤の少し上に浮かす
- 小指だけを白鍵につけ、鍵盤の右から左へと手を滑らせるように動かす(スケートみたいに)
- もちろん、動かすときは「尺骨」の存在を感じながら
絶対王者、羽生君をイメージしながら、銀盤ならぬ白鍵の上を優雅にスケートしましょ。
「其の一」はここまで。
まだまだ準備運動的なメニューですが、これなら毎日できそうです。仕事で昼間ピアノが弾けない日でも、夜にこの2つは少しだけでもできると思います^^
そんなこんなで、ワルツOp24-5(シベリウス)、ロンドK485(モーツァルト)、修士課程に進みます。
注1)素人のレスナーの練習記録ですから、そのつもりでお読みください
注2)修士課程とか卒論とか言っているのも、ただの素人の個人的お遊びです
本格的な内容を求めて検索でこのページにたどり着かれた方、申し訳ありません。
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