ワルツop.24-5 レッスンメモ(卒論発表に向けて)

シベリウスのワルツ、だいぶ出来上がってきました。次のサークル練習会を一つの区切り=この曲の卒論発表の場 にしようと思います。卒論発表(笑)は1週間後。ラストスパートにレッスンを受けたのでそのメモ書きです。


  • テンポ
♩=180くらいで仕上げるつもりでしたが、
「まだまだ行ける!」とのこと(⌒-⌒; )

先生曰く、私が自分で思っている以上に速く弾ける力がついているとのこと。レッスン中にメトロノームを使っていくつかテンポを試しましたが、ワルツらしさを目指して

♩=200 を仕上げの目安に設定しました。

最初と最後のメロディー部分については、既に200くらいのテンポで弾けているようです。問題は苦手な中間部・・・(^◇^;)

テンポアップできるよう、練習します(あと1週間だけど)。


  • piu forte

苦手な中間部のお話。

かなり集中練習したので、前回見ていただいた時よりもかなり良くなったとお褒めいただきました♪

ですが、前の記事でも書いた、なかなか弾き方が定まらなかったこの部分、今回のレッスンで答えが出ました。

答えは「前のミファソラからひとまとまりで弾く」。

Before:ミファソラ   (息継ぎ) シ
after:ミファソラシ(息継ぎ)

シ を意識しすぎて、流れが途切れているとのこと。ここで力むの、もうやめよう。

「平常心」と「山を登り切って頂上についた後で息継ぎ」ということに。


  • 中間部和音跳躍

上の piu forte の後、左手は和音跳躍(ここがとても苦手)の連続です。先生からのアドバイスは

耳で響きを聴きながら練習し、耳になじませる

左手は

☆聴かせたい音 :ベースとなる音(付点二分音符と四分音符の最高音(右手メロディとリンク)) 

☆アクセサリ的な:(四分音符の下二音)

の二種類であるので、まずは「聴かせたい音」だけを強調して練習します。和音の響きを感じながら。そうやって「耳」にこの曲の響きを覚えこんでいくと良いそうです。


私は、慌てて弾く時に左手小指がしっかり打鍵できていないことを気にしていたのですが、低音なのでそれほど力まなくても聞こえているとのこと。気にするところが少しずれていたようです。


  • 最後のfzから駆け降りへのつながり
  • オクターブ駆け降りのペダリング

この2つはいずれも最後のフィナーレ部分で、下図の「難所3」の話です。

オクターブ階段駆け下りの直前に、押しにくい和音の fz が構えているのですが、その直前がオクターブのトレモロなのでうまく fz に持ち込めないのです。オクターブはやはり少しキツイので、トレモロは鍵盤のかなり浅い位置を叩いています。その姿勢からの~fz しかも左手は黒鍵、、、で「決まらないなぁ」と気にしていました。

が、レッスンで fz は気にしなくても今のままでよい(力む必要なし)。それよりも、気にすべきは、fz の後の「間」。手を置き直すのに変な「間」が空いていて、ワルツのリズムが崩れていたそうです。また気にするところ、間違えていました^^;

fz 弾いて安心するのではなく、流れを切らず滑らかに次の「オクターブ階段駆け下り」に入ること。要練習。


そして最後の見せ場、オクターブ階段駆け下り部分、詳しくは難所3の攻略記事で後日書くとして、今回はペダルの踏み方について。

ペダルなしだとそっけないし、楽譜でも「スラー」がついているから「繋がり感」は出したい。でも、ペダルベタ踏みだと音が濁りすぎて最後までたどり着く前に階段から転落してしまいます・・・

作戦としては、最初(fzの直後)から2小節はベタ踏み、途中ハーフペダル、最後の小節でまたベタ踏み、ということに。


ハーフペダル、まだいまいち習得していないのです。家のピアノでは「なんとなくこうかな」という塩梅がわかるのですが、よそのピアノだと使いこなせる自信がない

・・・これは卒論発表当日のチャレンジ項目ですね^^;



以上、卒論を完成させるには、まだまだやることは色々とあります。

ただ、練習で着実に上達しているようで、いい練習が出来ているとおほめの言葉をいだきました^^ メトロノーム練習の成果も上がっているようで、ベースとなるテンポが出来ているとのこと。だから安心してテンポアップに挑戦できるのだそうです。

少しでも、成長できているというのは嬉しいことです。

ピアノにこうしてハマっているのは、人前でカッコ良く弾くとか動画で奇跡の1枚(ならぬ1撮影)を成功させたいとかの願望も確かにゼロではないけれど、どちらかというとそれに向かう「過程」が純粋に楽しいからなのだと思います(私の場合は)。

さて、卒論発表に向けてあと1週間、この曲を堪能することにします。


楽しく続ける大人のピアノ

楽しみながら憧れの曲に近づいていくために