複合リズムの解き方

少し前に紹介した「ピアノの技法」の本より、複合リズムの解き方について。


例えば画像のような小節は 4対3 でブルグ25から再開した私にとっては未踏の領域。

でも、再開4年目、そろそろ幻想即興曲なども視野に入れたいし、その他の中級~中上級レベルの楽曲にもチラホラこういうのが出てくるお年頃。

本のように数学的にきっちり計算すると意外と攻略しやすいかもしれません。

(1)左右の最小公倍数を出す

   この場合3と4なので12

(2)12カウント書く この12が1セット(画像でいうと右手の8分音符4つのところまで)

(3)(2)に右手、左手それぞれ打つカウントに線を入れる。

   この図だと 右手は 1 4 7 10

         左手は 1  5  9

(4)カウントを数えながら、右手を打つ箇所でpianoの淵を指で軽く打つ

   この場合、2 3 5 6 8 9 11 12 は口のカウントのみ、指は打たない

(5)カウントを数えながら、左手を打つ箇所でpianoの淵を指で軽く打つ

   この場合、 2 3 4 6 7 8 10 11 12は口のカウントのみ、指は打たない

(6)(4)、(5)それぞれゆっくりのテンポから始め、少しずつテンポを上げて練習する

(7)慣れてきたら右手と左手を同時に行う

(8)カウントを数えずに(7)を行う

(9)打つリズムを聴いてみよう

   この例だと「ダムッタ、ダムダム、ダダーム」のように聴こえるだろう(とのこと)。

(10)(9)の表現でリズムを覚え、インテンポに上げて行く

(11)楽譜通りに鍵盤を弾いてみよう

という流れ。

これができれば3対4以外でも応用がきくので便利ですね。


今は仕掛中の曲、待機中の曲が目白押しでなかなか幻想即興曲には手がつけられませんが、

今年の後半にでもできたらいいな~と思っています。


サークルのお仲間は、中学生の頃幻想即興曲をやったそうですが、その時の先生に「絶対に左右合わせず、片手ずつ練習しなさい」と言われ、先生のOKが出るまで(左右それぞれスラスラ楽々弾けるようになるまで)ひたすら片手ずつ練習したそうです。先生のOKが出て晴れて左右合わせたときは、難なくサラリと弾けたそうです。すごいな~♪ いいこと聴いちゃった^^

私は譜読み段階から左右合わせて弾いてしまうので(縦でそろえながら曲を覚えるタイプなので)、かなり忍耐を要しますがやってみようと思います。


やりたいことだらけだわ。


楽しく続ける大人のピアノ

楽しみながら憧れの曲に近づいていくために