力まない
シベリウスを弾く人であれば、必ず知っていると思われる「館野泉」さん。
1964年からフィンランドに在住していて(私が生まれるずっと前から!)、過去にはシベリウス宅(アイノラ)ピアノで演奏したCDも出されてるという、一番シベリウスに近い日本人ではないかと思われるお方。
脳溢血に倒れた後、左手だけでピアニスト復帰されています。(これも有名すぎるお話なので私がここに詳しく書くのは控えます)
今私が取り組んでいる曲についても、過去に録音された館野泉さんの演奏を何度も聴いて学んでいるところです。館野さんはシベリウス以外にも、フィンランドやその他北欧出身の作曲家のピアノ曲を録音されていますが、ちっぽけなピアノ曲でも館野さんの手にかかると「おっ、この曲素敵★」となるから不思議です。
さて、今朝たまたまこんな動画を見つけました。
どんなちっぽけな曲でも美しく聴こえる、その理由がわかるような気がします。
根っから、「力まない」であるがままの流れに乗って逆らわずに生きていらっしゃるのかなぁ。
心の力を無駄なことに使っていらっしゃらないような気がします。
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