乗船とダブルレッスン

これ、出張先で下書きしてそのまま放置していたので、もう先月号になってしまいましたが


北欧特集につられて手に入れた雑誌ですが、

興味深いことが色々とありました。

☆特集1 大人から始めるピアノ より

~より効率良くピアノを学習するには~

【1】先生との信頼関係を築く
【2】良い音を目指す

【3】楽譜をよく読んで弾く

【4】発表の場に臨む

とあり、【4】については

発表の場に臨むことは、”清水の舞台から飛び降りる”ことではありません。ピアノは本来楽しいものですから”降り”ないで豪華客船に”乗る”と思ってください。

というのが印象的でした。

発表の場に出るのは「勇気」が必要ですが、飛び降りるのではなく乗る勇気、なのですね。飛び降りる意気込みでやっていると、いろいろ失敗しそう^^; 

色々な方の演奏を聴きますが、「曲の難易度」どうこうよりも「どこを見ているか(大げさに言うとビジョン?)」で演奏が違うなぁ・・・と思います。

心のゆとりが音楽になる。

世の中色々な出来事がある中で、ピアノが弾けるという日常はありがたいこと。わかりきっているつもりですが、いざ自分が人前に出る場面がくると”清水系”になっちゃうのはなぜでしょうね(笑)。豪華客船に乗っちゃったら、自分が船に比べて貧相な身なりだったとしてもクルージングを満喫するべし、ですね。


☆音大の先生×学生 鼎談 

東京音大ではダブルレッスン制度があり、学生は2人の先生に同時に師事しているとのこと。先生同士が連携をしているわけではなく、それぞれ自分のレッスンをし、内容が違う部分は学生が自分で考えていくという。音大生とド趣味の私では内容が違うのですが、私もダブルレッスンを受けているので興味深く読みました。

今はネットレッスンのみでピアノ学習を進めているので、まず曲の組み立てなど基本的な構成はA先生に習い、弾けるようになってきたらB先生にも見てもらってイメージを膨らませる、という感じで二人の先生にリクエストを出しています。私のレベルでは、先生によって解釈が違うことはほとんどありませんが、同じ曲を別の先生に見てもらうと、新しいイメージが湧くことがあります。先生の個性も違いますしね。例えば、私が弾き迷っている1つの箇所について、A先生からは「少しrit かけつつ p で」というアドバイスを受け、B先生からは「ステージの演出でよくあるような、ドライアイスが一段下がってふわ~~~~っと広がるような」のようにアドバイスを受けることができます。少し違う角度の2つのアドバイスから「そうか、こういう風に弾けばいいんだ♪」と自分の中で答えが出たりします。

ダブルレッスンが楽しい人もいれば、混乱するから無理〜〜って人もいるでしょう。


何だか大人のピアノって、健康食品とかサプリメントのようですね。人によって効く、効かないが違うし、むしろそのサプリメントの是非より、摂っている側がどれだけ「効く〜っ(≧∇≦)」と信じているかが一番のアレだったりして。

あれこれ試して自分で選ぶことですね♪



楽しく続ける大人のピアノ

楽しみながら憧れの曲に近づいていくために