モチベーション
「何十年ぶりかに再開しました♪」
「大人になって始めました♪」
「子供のころから趣味で弾き続けてきました♪」
など、大人の趣味のピアニストはさまざまです。
サークルなどに参加するようになって知りましたが、
意外と「趣味でピアノを弾いています」というアマチュアの大人の方、多いんですよね。
お互い、嬉し恥ずかし(朝帰り)で集まってピアノを披露しあったりすると
「世の中にピアノを弾く人ってこんなにもたくさんいるんだなぁ」
と感慨深いものがあります。
そういうピアノ好きで集まった時、必ず出てくる話題が
「モチベーション」。
ピアノを続けるモチベーション、どうやって維持すればいいのか。
どうすればモチベーションを上げることができるのか。
身も蓋もない表現をすれば、
「趣味なんだから、やる気がなければしなきゃいい。」
って話です。
一素人の私たちが、ピアノを弾くのをやめたところで誰も困らないし、おそらく誰も待っていない(^^;)
ええ、そんなことはわかっているのです。
それでも、「モチベーション」がよく話題に上がるのは、
「本当は弾きたいのに。本当は、本当は・・・。でもやる気が出ないのよ。」
とか
「本心では続けたいの。でも孤独で心が折れそうよ。」
とか
そういう側面が多分にあって、私たちを惑わせてしまうのではないでしょうか。
続けたいのに(今は)やる気が出ない。
弾けるようになりたいのに練習がつまらない。
矛盾。
paradox。
「ピアノが思いのまま弾けるようになる」というのは、永遠に完成しないテーマのようなもの。
望んでいるのは『もの』ではなく『状態』。
当然「お金」や「道具」を使って一瞬で手にすることはできない。
望む状態を得たければ、ある程度、いやかなりの練習が必要。
「ちょっと頑張ってみた」程度では、まず実現しない話である。
一朝一夕では得られず、長期的な継続によって少しずつ望む状態に近づける・・・・
それがピアノの道。
「望む状態がなかなか得られないために、続ける意欲(希望)を失う現象」
がこの大人ピアノモチベーション問題の具体的な姿なのでしょう。
私自身も、ピアノを再開して約2年。
これまでに何度か意欲を失いかけたことがあります。
「大人が楽しくピアノを続けるモチベーションの保ちかた」
についての諸々を、このブログの「モチベーション」というカテゴリで投稿していきます。
0コメント