演奏実績〜2017年1月

今月は予定通り2つの舞台で演奏しました。

その1:「ジョイフルステップアップコンサート」

2名の先生からアドバイスシートをいただける発表会のようなもの。参加者は子供から大人まで、幅広い年齢層の中に私も混じって弾いてきました。

【演奏曲】※(新)は新曲、(ブ)はブラッシュアップ

・(新)五月の夜(パルムグレン)

・(ブ)ワルツOp.24-5(シベリウス)


【実現度】1.5
5を最高とし、練習時点でできていた内容を本番でどれだけ実現できたかを計ります。
5  練習以上の出来栄え
4 練習段階と同等の出来栄え
3 練習段階の2-3割引
2 練習段階の半額程度
1 残念ながら大事故‥


五月の夜は冒頭で大事故。左手の最初の音を見失ってしまい曲をスタートできず。

しかしそこは仕事で鍛えた強引力を発揮し、間違えたまま(勝手に編曲して)曲を進めた。

ワルツは3かな。

五月の夜の失敗が尾を引いて、自分らしい演奏ができなかった。
総合評価で1.5

【学び】
◼️一曲目の出だしで滑らないように対策すること
  練習でも、着席して最初の2、3小節弾くまでを何度かやっておくこと。
 本番当日も、必ず最初の2、3小節を楽譜なしで確認(イメトレ)、左右最初の一音は楽譜でも確認
※弾きこみが浅い曲を初めて人前で弾くときは必須
※慣れている曲でも、ピアノと会場が変わると非日常。要注意!

◼️ペダリング厳しく

私は多少音が混じっている方が好きなタイプですが、ワルツは人によって「濁りが気になる」といわれることあり。もっと浅めのペダリングがいいのかもしれない。

◼️選曲だけは褒められる

いつものパターン。アドバイザーからはダメ出しの嵐。唯一褒められるのは選曲が良いとのこと。

◼️ブラッシュアップは要注意

様々な先生にレッスン受けられる環境なので、去年仕上げたワルツを何名かの先生に事前に見てもらった。それぞれいただいたアドバイスを実践してみたが、そちらに意識が集中してしまい、以前良かった点が劣化してしまった。

一旦仕上げた曲は、一軒ビルが建ったようなものだから、良かれと思って窓枠だけ差し替えたり一階だけ改築したりすると、総合的なバランスを崩すこともある。
テコ入れの期間と分量、目的に合わせて見てもらう人数を少なすぎず多過ぎずに調整のこと。
今年は手持ち曲のブラッシュアップも積極的にやっていくつもりなので、この気づきは今後の方針に活かそうと思う。
【感想】

失敗は成功の素といいますが、また「素」の貯金(貯金ばかり(失笑))を増やしたなり。

でも、手はそれほど震えなかった点はよし。

その2:ピティナステップ

手の震えを克服しようと思い、去年申し込んでいたもの。

【演奏曲】※(新)は新曲、(ブ)はブラッシュアップ

・(ブ)ロマンティックな情景(シベリウス)

【実現度】3

5を最高とし、練習時点でできていた内容を本番でどれだけ実現できたかを計ります。
5  練習以上の出来栄え
4 練習段階と同等の出来栄え
3 練習段階の2-3割引
2 練習段階の半額程度
1 残念ながら大事故‥

人前でなかなか弾けない~。半年以上弾いている曲なのに、まだミスしてしまう。

手の震えは少な目。だんだん舞台慣れしてきたのか。ただ、集中力はやや欠けた演奏となってしまった。

【学び】

◼️ブラッシュアップ曲はバランス要注意

  今回、左手の伴奏のバス音にテコ入れしたのだが、それが悪目立ちしてメロディラインが埋もれてしまった。エリーゼ全国大会では歌い方は高評価だったにも関わらず、今回のアドバイザーからのコメントは「メロディ、旋律、フレージング」がイケていないということが多かった。

テコ入れ後は

・レッスンで先生に見てもらう

・録音して全体のバランスをチェックする

ことにしよう。これからは。

■主役を常に意識

 あちらを立てればこちらが立たずになりがちな現在だけど、常に「主役」「優先度」を意識するといいかもしれない。この曲は何といっても美しくせつないメロディが主役なのだから、左手が多少ヨレてもメロディは歌いきるべし、なのだった。

【感想】

今回の最大の収穫は、シベリウスの生家とアイノラで演奏された経験をお持ちのアドバイザーの先生からコメントをいただけたこと!超ラッキー!♪とてもとてもとても嬉しかった。書いていただいたとっておきのシベ情報はまた別の記事で披露します。

そして家族・親戚がなぜだか大人数で(!!)見に来てくれました。いいとこ見せるチャンスでしたが(笑)、へっぽこ演奏だったのが残念でした。期待しないでこれからも見守ってくださいな。


今月の学びを糧に、2月の予定に向かってまた頑張ろう。



楽しく続ける大人のピアノ

楽しみながら憧れの曲に近づいていくために